Column

この記事は、足立 晋平が監修しました。

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今回は「戦略や方針において議論を深めるためのヒント」について考えていきたいと思います。

戦略や方針は言い換えると“作戦”ともいえると思います。では、良い作戦とはどのようなものでしょうか?

色々な定義があると思いますが、1つ言えるのは、良い作戦というのは、実際に実行している際に「想定内」ですよ。と作戦に関与するメンバーが言えれば、それは良い作戦と言えるのではないでしょうか。

逆に、良くない作戦というのは、作戦の遂行時において「それは想定外だった」という声があちこちから聞こえてくる場合、それは作戦の詰めが甘かったと言えるかもしれません。

では、1on1ミーティングにおいて、戦略や方針、つまり作戦を部下とより深い議論をしていくのであればどのようなことを議論していけばいいのでしょうか?

それは「想定内」とできるだけ言えるように検討を深めていくことにほかなりません。

具体的にはシンプルな英語の構文が役に立ちます。

if.」もしこういう状況になれば、

then.」その時はこのように対処する。

こういったものが作戦、戦略において練られていればいるほど、期中の行動は「想定外」ではなく「それは想定内だな。その時はこう行動をしよう。」と部下は自発的に行動できると思います。

部下との1on1ミーティング「戦略・方針を考える」際に、ついついうまく行くことだけの「単線」のプランを考えてしまいがちですが、「複線(不測の事態を考慮した)」そういう戦略を1on1ミーティングの中で是非部下と話し合ってみてください。

この記事の執筆者

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足立 晋平代表取締役社長

大手人材サービス会社にて、新規事業を立ち上げ子会社の執行役員営業部長としてメンバー25 名のマネジメントに携わる。その後、グローバル展開の大手人材開発コンサルティング会社に転職。各種人材開発プロジェクトに携わる。2012年より現職。100社を超える中堅・大手企業の組織活性化や人材育成を支援。