コラム
意外と知られていない「新規性」
この記事は、足立 晋平が監修しました。
詳しくはこちら技術的な競争優位性を維持し続けるためには特許権が極めて重要になりますが、特許権を獲得するためには、「新規性」という要件をクリアすることが必須になります。
しかしながら、多くの企業で知財研修を実施してきましたが、意外なことに技術者の方々が「新規性」の要件を正確に理解していないケースが少なくありません。技術者から見ると、「新規性」とは単純に「新しい」ということだと考える傾向が見られますが、特許法上の「新規性」を正確に把握する技術者は非常に少ないようです。たとえ上位概念が既に公知であっても、下位概念には新規性が認められることがあります。このような知財担当者には当たり前のことでも、技術者からは理解しにくいというギャップが存在しています。
これらの「知財担当者としては当たり前」と「技術者から見ると理解しにくい」の間のギャップを埋めるためには、技術者に対して難しい概念を正確に理解してもらう技術が必要になってきます。
“技術者に対して難しい概念を正確に理解してもらう技術”についてもしご興味がございましたら、info@springboard.ne..jpまでお気軽にご連絡ください。
この記事の執筆者
WRITER足立 晋平代表取締役社長
大手人材サービス会社にて、新規事業を立ち上げ子会社の執行役員営業部長としてメンバー25 名のマネジメントに携わる。その後、グローバル展開の大手人材開発コンサルティング会社に転職。各種人材開発プロジェクトに携わる。2012年より現職。100社を超える中堅・大手企業の組織活性化や人材育成を支援。