この記事は、足立 晋平が監修しました。

詳しくはこちら

「能力開発やキャリアについて」考える。そんな機会も多々あると思います。

今回は「部下の能力開発やキャリアにおいてより深い議論をしていくためのヒント」について考えていきたいと思います。

さて、キャリアと言うと皆さんはどのようなことをイメージするでしょうか。

例えば、職歴やポジション、肩書、役職、こういったものをイメージされる方もいらっしゃると思います。

1on1ミーティングにおいても部下に対して、「この先、どんなポジションにつきたい?」「どんなことやっていきたい?」という対話もときに有効かと思います。

ただ、ここではキャリアと言う観点についてより深い捉え方をご紹介して、さらに良い議論ができるようなそんなヒントを持って帰ってもらえればと思います。

キャリアには2つの考え方があります。

1.外的キャリア(Job

他者から見えるもの

職歴/ポジション

成果

アップもある/ダウンもある

2.内的キャリア(Work

■自分では見えている。・・・人からは見えにくいが、自分では見えている。

■やりがい、充実感・・・自分がより深いところでやりがいや充実感を感じる。

それはいったい「どんな状況でどんな仕事」なのか、「どんな仲間と仕事をしているのか?」

そのような本来、人が生きていく上で重要になってくるそのようなものを取り扱うのが“内的キャリア”という考え方で、アップもダウンもなく、本人が如何に生き、如何に働くか、そのような価値観に向き合うテーマが内的キャリアと言えるでしょう。

1on1ミーティングの時間の中で外的キャリアに焦点を絞って話し合いを深めていくことももちろん重要ですが、それだけではなく、部下の内的キャリア「本質的に充実感を感じ、やりがいを感じる仕事はどんなものなのだろうか?」そんな対話も深めてみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者

WRITER

足立 晋平代表取締役社長

大手人材サービス会社にて、新規事業を立ち上げ子会社の執行役員営業部長としてメンバー25 名のマネジメントに携わる。その後、グローバル展開の大手人材開発コンサルティング会社に転職。各種人材開発プロジェクトに携わる。2012年より現職。100社を超える中堅・大手企業の組織活性化や人材育成を支援。