コラム
「他社に勝てるの?」 知的財産権の力で勝利をつかむ
この記事は、足立 晋平が監修しました。
詳しくはこちら事業を進める上で、以下のような場面に直面することがあります。
■その分野において自社の力が弱い。
■大手企業に対抗できない。
では、他社に勝利するための「力」とは何でしょうか?
例えば、以下の要素が考えられます。
・その分野での影響力があること。
・顧客との強固な関係を築いていること。
・大量生産や減価償却済みの製造設備を活用できること。
・商品やサービスにおいて圧倒的な差別化ができていること。
これらの要素は、「ブランド」「顧客チャネル」「コストメリット」「商品/サービスの優位性」と言い換えることができるでしょう。もちろん、これらだけが全てではありませんが、何の要素も持たない場合、他社に打ち勝つことは難しいと考えられます。
しかしながら、ブランド力や顧客との関係構築、大規模工場の建設など、これらの要素をゼロから構築しようとすると、多額の費用と時間がかかることがあります。
ここで、皆様に是非活用していただきたいのが「知的財産権」です。
特許権を例に挙げると、特許権を取得することで、その権利範囲内では自社のみが独占的に実施できるようになりますので、他社との競争において優れた武器となるでしょう。
また、特許権は上手に活用することで、大規模工場の建設や顧客との関係構築にかかるコスト(時間、費用)よりもずっと低コストで済むことがあります。
「自社は何をやっても他社に勝てない」と思う場合でも、知的財産権を活用することで突破口が開けることもありますので、是非検討してみてください。
この記事の執筆者
WRITER足立 晋平代表取締役社長
大手人材サービス会社にて、新規事業を立ち上げ子会社の執行役員営業部長としてメンバー25 名のマネジメントに携わる。その後、グローバル展開の大手人材開発コンサルティング会社に転職。各種人材開発プロジェクトに携わる。2012年より現職。100社を超える中堅・大手企業の組織活性化や人材育成を支援。