Column

この記事は、鈴木マサカズが監修しました。

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部下と議論をして、職場の改善策、あるいは商品の改良などに取り組んでいるが、なかなか成果が出ない。
このような場面はないでしょうか?

今回は、議論を深めるためのヒント④「考えるべきことを考え直す」をお伝えします。

例えば、あるスーパーマーケットで店長とその部下が職場、売り場の「クリンネスをどう高めるか?」ということについて議論しているとしましょう。

議論の中では色々なアイディアが出ることでしょう。
例えば、
・道具をもっと良いものにしたらどうだろう?
・清掃のやり方を工夫してみよう。
・清掃の時間帯や長さを変えてみたらどうだろうか?

このようにいろいろと上司と部下の間でアイディアを出す、議論をする。
もちろん大事なことなのですが、はたして、これが本来考えるべきことでなかったとしたら、この議論は非常に不毛な議論となってしまいます。

例えばですが、先ほどのスーパーマーケットのケースで、クリンネスがそもそも考えるべき問題ではなく、「売上向上」がそもそも考えなければならなないことなのであれば、道具ややり方にいくら時間や知恵を絞ってもあまり効果には繋がりません。

本質的に売上向上によりも重要なもの、例えば、品揃えの問題や接客の問題、これらについて部下と話し合わなければ効果が出ないでしょう。

私たちは、ついつい目の前の仕事、目の前の作業に追われるあまり、全体像を見落としがちな生き物だと思います。
改めて今、考えるべきことは何なのか?その点について部下と明確にしてから議論を深めていっても良いのではないでしょうか?

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鈴木マサカズ