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この記事は、鈴木マサカズが監修しました。

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部下と議論をする際に議論が煮詰まってしまう、停滞してしまう。
このような時、どのようにしてこの状態を打破すれば良いでしょうか?

今回は、議論を深めるためのヒント③「違う視点を取り入れる」をお伝えします。

多くの場合、上司と部下で1on1を行う場合、いつもと同じ立場、同じ目線で議論を続けていくことが多くなると思います。
いつもと同じ立場、同じ目線で議論を続けいく限り、なかなか停滞した状況から脱却できない場合もあります。

では、違う視点とはどのようなものでしょうか?
ここでは例として4つご紹介します。
① 短期と長期 時間軸で違う視点を取り入れる。
例えば、現場目線で話をしていると、どうしても短期の話に集中しがちです。
その場合、上司から「長期的に考えると、この場面、どのように考えたらいいんだろう?」そんな問いかけをすることで、議論がグッと深くなることが大いにあり得ます。

② 自社と競合/顧客目線で考える。
自社の支店で議論をしてしまいがちですが、そこから競合目線や顧客目線で考えていく。顧客にとってのメリットや、競合に勝つために今まで見えなかったポイントが見えるようになることも大いにあり得ると思います。

③ リターンとリスク
この施策を行うことで、どんな効果が得られるのか、どんな効果を得たいのか。そんなことに議論が集中しがちなときは、そこから一歩引いて、リスクについて検討してみる。
上司から「リスクついては、この点、どうなっているんだろう?」
そんな問いかけをすることで、議論が大きく深みを増す。そんなこともあり得るかと思います。

④ 現場と経営
現場の話が中心になることも多いと思います。
現場目線で議論をすることは非常に重要ですが、時に視野狭窄になりがちです。
そこから一歩引いて経営目線、経営トップに立ったつもりで、上司部下で議論をしてみると、今まで見えなかった視点、例えば財務的な視点など気づかなかったものが見えてくることでしょう。

このように違う視点を取り入れることで部下との議論を是非深いものにしてみてください。

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鈴木マサカズ